2011-04-28

小さな芽

スリランカのパートナーであり、ランカ幼稚園を運営している
園長の、ティラカ ピヤシリさん。

とにかく忙しい彼女は、実家のホテル経営にまで
参加することになり、さらにつかまえにくくなりました。
スカイプで連絡がとれたときは、たまった用件を一気に
伝えないといけません。

先日もやっと夜中にスカイプで1時間ほど話ができました。



(左)ティラカさん


ミシンで裁縫を練習しているダルシーの事、
ランカ幼稚園のこと、
エコバッグ作成の数を決めて、
サンプル生地の柄を選んでもらうこと。
Selynの生地のサンプルを買いにいってもらうこと。
人気がある紅茶の話。
別の仕事で、7月にまた来日する予定らしく
それまでにぜひ準備して持ってきてほしいもの・・etc。


すべて手織


もう1年半スリランカに行っていないので、
本当はそろそろスリランカ切れしてきた私。
今年はどうしても行かないといけないと思っています。

やはり、Selynの生地選びは
自分の目でしたいと思います。

色やデザインも希望すれば、希望にそって
織って下さるそうです。


 
フェアトレードの生地


幼稚園の村のお母さんや女性たちに、
本格的に仕事をしてもらえるのが、
いつの事になるのかまだまだわからない
けれど、

それまでは、生地はフェアトレードのもので、
商品は日本でこちらのスタッフと作って
試行錯誤とリサーチを繰り返しながら
販売していこうと計画中。

それと並行して、ミシンをもっと買える資金を
イベントなどで蓄えて行かないといけません。



 さあ~!がんばろー!
踏みつけられそうなほど、小さな芽だけど、

この小さなプロジェクト、一人でも多くの方に
お買い物を通じて広げたいと思っています。




2011-04-27

毎月出店させてもらえます!

4月30日(土)
マームベランダ店頭にてイベントを行います。
時間は10:00~16:00です。

マームベランダさんとの出会いは以前のブログ
枚方の素敵なパン屋さんを読んでみて下さい。


スリランカのこと、フェアトレードのこと、生産者のこと
ランカ幼稚園のこと。
商品を通して、一人でもたくさんの方とお話できたら
良いなと思います。

マームベランダさんでは、毎月1回の出店を
継続してやらせて戴ける事になりました。
とても嬉しくありがたく思います。

スリランカってどんな国?どこにあるの?
そんなことから身近にかんじてもらえるように、
写真をたくさんお見せできるように準備します。

継続していくので、Shopカードの代わりに今月のおススメ商品や、レシピなど、
手書きのミニ通信も書きました。
興味をもってもらえて、毎月、気軽に立ち寄って下さったら
とても嬉しいです!

こちらからマームベランダのHP、ご覧ください。

2011-04-25

いわき市の㈱エシカフェさん

今週末に予定している樟葉の愛されパン屋、 マームベランダさんの
週末イベント出店の準備の中で、
手伝ってくれる友人からの提案をきっかけに、ご縁をいただいた会社を紹介します。

このたび、大地震と津波の被害をうけた、福島県いわき市にある
㈱エシカフェさんは、フェアトレードのコーヒーを販売する会社です。

地震直後から今日まで、いわきの復興にむけて精力的に活動されています。
ぜひぜひここからエシカフェさんのブログをよんでみてください。

私ができることといえば、本当にわずかな事だけれど、
この度のイベントから、継続してエシカフェさんのコーヒーを販売することにしました。
当初は代理販売をさせてもらおうとも考えましたが、
利益として戴く分を全額、いわきの復興に役立ててもらいたいと思います。

東北にも春は訪れているけれど、
今からの長い年月をかけた復興の中で、支援物資のみならず
震災で受けた心の傷、そのケアがますます必要になる時期に入っています。

さまざまな問題が山のようにあるように見えます。
遠くから痛むしかできないけれど、
地元の方々同志で、復興に力を合わせておられる
いわきの小名浜の皆さんの気持ちに、ここで、小さく寄り添って
応援していきたいと思います。

皆さんもぜひ、おいしいフェアトレードのコーヒーを飲んで
一緒にいわきを応援しませんか?
お待ちしています!

2011-04-24

ダルシーから届いたサンプル

お客様からのエールのこもったハチミツの販売を通して、
スリランカのランカ幼稚園の為に、ミシンを1台購入できてから半年。
ティラカさんと暮らしているダルシーが、初めてのミシンに悪戦苦闘しながら
ちいさくてシンプルなエコバッグから、練習しています。

1回目、2回目と、ティラカさんに託されたり、郵送されてきたサンプルは
その度に、上達しています。
日本の服飾学校へ行っている私の友人がつくってくれた型紙を頼りに。


そこには、ティラカさんがダルシーに読んであげられるように
(ティラカさんひらがななら読めます)
ひらがなで時間をかけて説明もくわえた、心のこもった型紙です。
でも、ダルシーは1回、スリランカ語に訳してもらったら
あとはコツコツと、型紙どおり、完成写真を目の前において
練習を繰り返していたそうです。


そして練習の成果があるしっかりしたサンプルが届きました!


エコバッグ3種です。

まだまだ、左右の長さが微妙にずれていたり・・・
・・・・ん?っていう部分もありますが、
でも最初のサンプルに比べたら格段の上達!

スカイプでティラカさんにコメントを伝えてもらい
今度は、Selynのカラフルなフェアトレードの生地で
つくってもらいます。


ダルシーは真面目で優しい性格だから
どんどん上達していくと思います。

恥ずかしがり屋のスリランカ女性。
ミシンで縫っているダルシーの写真をなかなか撮らせてくれないけれど
どうしても、ブログで紹介したいからと、
ティラカさんから送られてくる予定。

近々、ダルシーの笑顔、お届けしますね!

2011-04-19

WEB SHOP オープン!

木の家具を作る、本業は大工の主人と二人で、
「手作り家具とフェアトレードのお店 Punchi Lmai(プンチ ラマイ)をオープンしました♪

といってもまだ手入れしながらのオープンです。
ここでご紹介している、スリランカのフェアトレード商品や、国内外の地域や人が
元気になれる商品、そして素敵なモノズクリをされている人や商品を
ご紹介していこうと思います。

本当は実店舗をもって、直接お客様とお話するのが私の性格には合っています。
パソコンに向かって仕事をしたり、投げかけたりするのは不得意。
・・というより、やはり、笑顔を見たり、声をかけたり、聞いたり、
そんな直接のコミュニケーションの方がいいに決まってますよね!

商品も直接。手に触れて、香りをかいで・・。

でも、1年生になったばかりで、毎日を一生懸命走っている小さな息子は
今まで、外で働いている私に、一度も文句も言わず、さみしさで泣く事もなく、
外で働く私を支えてくれました。

だから、家で、「お帰り~♪♪」と抱きしめてあげられる今を、大切にしようと
思っています。
小さくて、親を求めてくるのは今だけ。
あっという間に大きくなるでしょう。

お店を持つことは、きっと一番いい時期に、実現すると思います。
人生何がどうなることやら、先の事はわからない。
今、できることを一生懸命やっていたら、気が付けば未来が呼んでくれていた
と、分かる日が来ると、信じてます!

ということで、今は、どなたが読んで下さるのかわからないブログに
想いを書き、形にするための土台を作り、小さな幸せに日々酔いしれ、
webshopを通して、商品を通して繋がっていきたいと思います。


まだまだ商品数は少ないですが、少しずつ充実させていきます。
どうぞよろしくお願いたします!

2011-04-16

商品紹介 【キトゥルシロップ】

キトゥルシロップをご存知ですか?
スリランカではキトルパニー (Kitul Pany)と呼ばれています。


キトゥルの花房

ヤシ科のキトルヤシ(孔雀椰子くじゃくやし)の花房からとれる、
花蜜のことです。

見た目は黒蜜に似ています。
でも、最初にヤシの花から滴り落ちる蜜は透明。
70度の糖度まで煮詰めると、黒蜜のような美味しそうな色に!


キトルヤシは熱帯雨林に棲息し昔から伝統的な甘味料として使われています。





食べ方は、お料理や、ヨーグルト・アイスクリームなどの
デザートや紅茶にいれてもおいしい。
日本でいうとハチミツやメープルシロップとまったく同じような感覚だと思います。

アイスでもホットでも溶ける性質なのでどんなお料理にも手軽に使うことができます。

キトル・シロップの花蜜には他の甘味料に無いビタミンB群イノシトールが多く、しかもカロリーは100gあたり275カロリーと少なくとてもヘルシー。

最近、シロップに砂糖やその他の甘味を入れてキトゥルシロップとして売られているので、
スリランカでも100%ピュアなキトルシロップを探すのが困難です。


210g 税込¥1200円

そんな中で、Punchi Lamai で販売することにしたのは100%ピュアなキトゥルシロップ。

このシロップは100%無添加で、もちろん化学肥料や農薬は使われていません。
古来からの製造方法である、薪で煮詰めるという製法から丁寧に作られています。

そして何より、契約農家さんが然るべき収入を取得できるよう、生活が安定できるようにと、フェアトレードで作られています。

さらに熱帯の森を守るために、森の人々もキトゥルの木を大切に育てています。





スリランカにも直営ショップ兼工場が2009年2月にオープンしました。
私はその年の10月にスリランカで、この直営ショップをティラカさんと訪ね、
責任者のティラク・チャンドラさんとお話することができました。

スリランカのフェアトレード商品開発というアンテナを張って、いろいろな方に出会いましたが、
数少ない志のある商品の一つです。

妖精がすむようなキトゥルの森。
古来からこのシロップ作りで生計を立ててきた生産者さん。
あまり、日本には知られていないシロップですが、皆さんに多くの場でご紹介出来れば
と思います。


キトゥルシロップは、オンライショップ Punchi Lamai にてお買い求めいただけます。

2011-04-14

ココナツの林に囲まれた幼稚園

このブログ、最初は主人と始めた手づくり家具のWOODPLUSを中心に
書こうと思って始めたのです。


ところが、真面目に書く事が出来ない間に、
さらに本業の大工仕事で忙しくなり、
家具製作がほとんどできない状態に・・。

もっぱら書きたい事が、スリランカの事ばかりになってしまいました。
(それにしても月1回ではね。。。と反省してます。)

書きたい事はたくさんあるのですが、どうもラフに書けない性格で・・・。

それで、心機一転するためにも、ブログのタイトルと写真を変えました。
新しい写真はスリランカで応援していこうと取り組んでいる、ランカ幼稚園の風景です。




ランカ幼稚園
 
この幼稚園はKei&Mothersをスタートするきっかけとなったスリランカ女性、ティラカさんが運営しています。

ティラカさんは、日本語が上手・・というより、正確には関西弁が上手な、スリランカには珍しいキャリアウーマン。

歓迎してくれる子供達


私が一昨年の10月に訪問したとき、70名の子供たちに歓迎してもらいました。

コロンボから2時間車を走らせた、ティラカさんの出身の村にあります。

見ての通り、黄色い校舎とココナツの林がとてもいい雰囲気。
ブルーの制服を着たキラキラした目の子供達。

でも、1月約300円の月謝が払えない貧しい子供達が20人。




(左)ティラカさん

それでも村の子供達みんなを受け入れ、5人の保母さんを指導しながら、
なんとか運営してきたのがティラカさんです。

まだまだスタートしたばかりですが、
子供達の親達、仕事がない、仕事に出られないお母さんや村人たちが
自立していける仕事を一緒に生み出していきたいという思いで歩んでいます。

2011-04-11

商品紹介 【幻のスリパーダコーヒー】

今日で震災から丸1カ月がたちます。
復興への道のりはまだまだ長く、心痛みながら多くの事を考える毎日です。
ちょうど、先月の11日、地震が起きる2時間前に初めてメールでやり取りをしていた方が
おられます。

熊本にある日本フェアトレード委員会 代表の清田和之さんです。
http://www.fairtrade-japan.org/
ご自身で(株)ナチュラルコーヒーを運営され、このたび5年越しのご苦労のなかで、
スリランカ産のフェアトレードコーヒーの生産販売を始めておられます。

ご著書「『コーヒーを通して見たフェアトレード』を読んで、
親に近い年齢でありながら、奮闘されるスリランカでのご活躍に
7年前にスリランカへの想い半ばで亡くなった母、魚住の姿が重なり、
読み終わった後、とても他人の本を読んだとは思えず、
すぐにメールで連絡を取らせて戴きました。

スリランカは、セイロンティーという名前でも知られる通りの、紅茶の産地です。
しかし、オランダの植民地であった140年前、スリランカはなんと一大コーヒーの産地だった!!
ということを知った事が始まりで、それから5年、JICAの事業支援も受けながら
あらゆる難関に向き合いながら、誠実にスリランカのコーヒー農家さんを支えて行こうと
立ちあがってこられた清田さんご夫婦。

そのコーヒーに、スリランカではあらゆる宗教を超えて聖山と愛される
スリパーダという山の名前を付けられました。

パッケージ
 まさに、幻と消えたコーヒーの復活です。

スリランカの補整されていない山道。広がる紅茶畑や、うっそうとした熱帯の森の道。
車の中でお尻が浮き上がるほど、跳ね上がるデコボコ道を何時間も走ります。母と3度にわたってスリランカ中を北から南まで走った思い出がはっきりと甦ってきます。

そんなスリランカで日本品質を求めて、くりかえし生産者と向き合い、生まれたコーヒー。
ぜひぜひ販売させてもらいたいと思い、取り寄せました。

届いた段ボールを開けたとたん鼻に飛び込んでくるコーヒーのいい香り。
あー・・・スリランカからコーヒーが・・。感動でじっとパッケージを見つめました。
一口飲んで感動!なんてフルーティーなコーヒー!苦みが少なく飲みやすくて美味しい!
スリランカに行った方なら分かると思いますが、スリランカで出されるコーヒーの味は
「・・・・・、やっぱり紅茶がいいよね・・・!」という結論になるしろものです。。

なのにこんな香り高い美味しいスリランカ産のコーヒーが飲めるなんて!
コーヒー飲んで涙ぐんだのは生まれて初めて。
それだけここにいたるまでの長い道のりの賜物だと思います。
こちらのコーヒーは、まだまだ少量生産しかできず、とても貴重なコーヒーです。

オンラインショップ Punchi Lamai にてお買い求めいただけます。



100gと200g

スリパーダをイベントで紹介、販売させて戴く予定です。
ハチミツをおいて下さっているマームベランダさんの店頭で、いつも楽しいイベントです。
今月からは趣向を変えて、毎週土日、一日に1店舗だけだじっくりとお客さんにアピールできる
イベントを行います。
http://maam-veranda.jp/category/info





 

Kei&Mothersの出店は4月30日(土)です。
他にも、おなじみマリオさんのカレーの壺や、フェアトレード紅茶、ココナツミルクなどなど。

中でもおススメは、スリランカではハチミツのように家庭で愛されている
孔雀椰子(くじゃくやし)の花房からとれる花蜜、キトゥルシロップ。
日本どころか、スリランカでもなかなか手に入らない混ぜ物なしの100%ピュアシロップです。契約農家さんの生活を支えるフェアトレード商品です。

またイベントについてはあらためてお知らせいたしますね!

商品の問い合わせなどありましたら、

info@woodplus.chu.jpまでお気軽にメールをお待ちしております。